居酒屋を謎とく唯一の方法

なんと、日本のビール「アサヒ・スーパー・ドライ」の大瓶を、9 9¢で売っていた。
娘がインスタント・ラーメンを一箱(24個)抱えて家に帰ってきた。
自慢げに「フードランドで売っていたから買っちゃった」と、ニコニコ顔。
「期限切れではないか」といったみたが、賞味期限を見るとまだ半年も先まである。
日本円にして1個14円弱は確かに安い。
日本でも価格破壊はかなり進んでいるが、マウイでの価格破壊は半端じゃない。
この項点にあるのが「コスコ」という巨大量販店だ。
アメリカの税金納税者と納税企業のためにつくられた問屋がコスコ。
飛行機の格納庫を思わせる広い倉庫の店内には、3 0mほどの高さまで商品が積み上げられている。
家具をはじめ家電製品やAV機器、衣服や靴、食品では肉や野菜、冷凍食品、ワイン、ビールなど、あ-とあらゆる商品が高-積まれている。
買い物カ1-の大きさも並じゃない。
子供3、4人は十分に乗れる大きさだ。
コスコの難点は、量販店だけにひとつのアイテムの量が多いことだ。
コーラは2ダース、マヨネーズは6 4オンス、トイレットペーパー3 6ロール、グァバジュースーガロン、マフィンーダース。
問屋さんが仕入れるのだから、一般の人は量の多さに閉口してしまう。
マウイの人は向こう3軒両隣が一緒になって買い込み、分けるとい-方法をとっているよ-だ。
会員制なので年会費3 5を収め、メンバーカードを持たなくては入れない。
卸売りだけあって、値段は考えられない安さだ。
私などは、隣の-エさんが行くときに一緒に行って必要な分だけ買うことにしている。
マウイのテレビで「コスコが日本にも上陸した」と報じていた。
こんな量販店が近くにできたら、小売業者に影響があるのでは-- 、-余計な心配をしている。
コスコに次ぐ店に「ビッグ・Kマート」がある。
Kマートはコスコのように会員制ではなく 、一般の人が自由に買えるので便利だ。
3カ月ぶりにマウイに来てみると、庭の芝がのびていたのでKマートで電動芝刈り機のいちばん小さいものを買ってきた。
これまた日本では考えられない安さだ。
しかし、アメリカ本土からバケーションでマウイに来ている人にいわせると、ハワイは物価が高い、という。
「パラダイス・タックス」といって、パラダイスで生活するには、このくらいは覚悟しなければならない。
クルマのガソリンなども本土に比べれば30%は高い、という。
マウイでの物の値段は、同じ品物でもちがいが大きい、と先に書いたが、これに対して賢明な主婦は、市場調査をつねに行なっている。
クラに住む、友人のキョ-コさんはプカラこ、パイヤ、ワイルク、キヘィ、ワイレアとマウイ島の東半分の値段を実によう調べている。
実際に自分の目で確かめているが、折り込み広告のチラシを丹念に調べあげてもいる。
衣料や食料品など、安いとされるコスコよ-、数段安い値段で売られているこ-もある。
日本のビール「アサヒ・スーパー・ドライ」の9 9¢もその例のひとつ。
マウイでは同じものの値段がバラバラであることを頭のなかに入れて、決して平均的値段で買わないことが肝心のように思える。
カフルイにあるビタミン販売の店に入った。
ビタミンEのセール中だった。
ナチュラル・ビタミン」180粒。
ひと瓶3 5の値札が大きくはってある。
それが5 0個ほど棚に並んでいる。
同じ棚に同じビタミンEの品が5 0個ほど、こちらには2 5等の値札がついている。
店員に聞いてみた。
「品物は同じように思えるが値段が一個につき1 0$も違う。
内容に違いがあるんですか?」「いえ、内容は同じです」「同じ物で、同じセールでどうして値段が違うのですか?」「少々お待ち下さい、チーフに聞いてみます」店員がオーナーらしき人に聞きに行った。
「同じ品質ですが、たまたま値札を間違えてつけただけです。
安い値段で買ってください」これが日本なら早速値札をつけ直すところだが、ネイバーアイランドの人は大らかというか、一週間後に立ち寄った時もそのままの違った値札がついていた。
わが家の自慢の料理は、アゼカ・リブとキャロットスティック。
「さあ、今日はお客さんを招いてホームパーティーだ」というとき、または「クルマのトランクにチャコール(戻)-点火オイル、野菜、肉、ポテト・サラダ、飲み物などを積み込んで、ビーチでバーベキューだ」というときには必ずアゼカ・リブとキャロット・スティックが登場する。
アゼカ・リブは、骨つき牛のリブの部分をしょう油漬けにして味をよくしみ込ませたもの。
キへイ地区の中心部に「アゼカ・プレイス」という数十軒の商店街がある。
このアゼカ・プレイスの名物が「リブ」 。
「ACE」とい-ハード工具店の軒先を借りて出店している店とは思えない。
地元の人ですら、なかなか気づかない場所でリブは売られている。
1 0人ほど座れるテーブルと椅子があって、注文すればアゼカ・リブ・ランチも食べることができる。
リブ1本が2且別後だが、この味は絶品。
店のロドニーさんに味つけの秘伝を聞いてみると、「3日ほどしょう油に漬け込んでぬかせます。
肉はもちろんのこと、骨までよく味をしみ込ませることが第一。
マウイ・オニオンを漬け込んで甘味を引き出します。
このほかマウイで採れる木の根をしぼったスパイスを2種類ほど加えますが、これは企業秘密です」と笑った。
「マウイの高級レストランで食事をしましたが、南さんの家のアゼカ・リブが最高だった」と、お褒めのこ-ばをいただいている。
もうひとつはニンジンのスティックだ。
ニンジンとセロリを細く切ってグラスに何本か立てて、ポテトと食べる風景は日本のスナックバーなどでもよく見かける。
だが、マウイのニンジンはひと味ちがう。
一瞬、砂糖で味つけしているのかと思えるほど甘い。
マウイ・オニオンが「世界一」であるこ-はだれもが認めるが、クラで採れたニンジンは、これまた世界一といっても過言ではないかもしれない。
ニンジンやセロリにマヨネーズをつけて食べるのは一般的だが、マウイでは「アボガド・ソテー」をつけて食べる。
アボガドにしょう油を少したらして食べるとマグロの味がするといわれるが、このアボガドに少し細工をするのだ。
第7章マウイの食生活アゼカ・リブとキャロットスティック。
マウイ・オニオンを細かく切って、ガーリックと塩、コショウ、それにレモン汁を加える。
これをよく混ぜてキャロットにつけて食べると、ニンジンの甘味とアボガドのトロピカルな味がミックスされて、ワインなどによく合うマウイはアウ-ドア天国だ。
アゼカ・リブとキャロットスティックの得意技に加えて、シュリンプ、アヒ(マグロ)、マヒマヒ(シイラ)、-ウモロコシ、ピーマン、それに冷えた飲み物を大型のクーラーボックスに詰め込む。
マウイではほとんどのパブリック・ビーチにバーベキューができるコンロが備えつけられている。
公共施設のため、使用するのに許可はいらない。
無料で使用できる。
バーベキューで大事なことは場所を確保することだ。
風が吹き抜けるところや、机の備えつけてないところは避けよう。
バーベキューを行な-前に予め下見をしておくことも大切だ。
パブリックの公園などはアルコール類は禁止されているのでこの点は十分注意したい。
バーベキューを行なう場合、最初にだれもが苦労するのが、火起こしだ。

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